バンズは全て「冷凍出荷」です
グラハムバンズのバンズは、全量急速冷凍処理をしています。
オーブンで焼き上げる焼成室の隣に急速冷凍処理室を配置しています。
その為、窯出しのあと、粗熱をとる放熱処理を適時行ったものから、即急速冷凍庫内で処理を行っています。
急速冷凍処理を行うことで、パンの中にまだ適度に水分が残った状態で、固めてしまうことが可能です。パンの大きさにもよりますが、30分から1時間程度で、どのバンズも完全に冷凍状態になります。
”パンの中に水分が残った状態”というのが肝で、この状態を維持しながら、その後の工程、袋詰め、梱包、さらには、全国への納品の為の配送も冷凍状態のまま行っています。
実際にキッチンで、提供前に初めて解凍されることになるのですが、この時まで、パンの中には焼きたての時と同じ適度な水分が保持された状態を保つことができています。
この状態から解凍されたバンズは、パサつくことなく、しっとりとほぼ焼きたてに近い状態を再現できることが強みです。
急速冷凍処理ではなく、通常の冷凍庫で緩慢冷凍処理されたものは、完全冷凍までに7~9時間をようすると言われていますが、パンの中の水分が蒸発した状態で固まったり、また5~10℃のパン生地にとって硬化しやすい温度帯を長く通ることによって、もっちり感が出ない固いパンになってしまいます。
グラハムバンズのバンズは、
□冷凍状態での賞味期限は、60日間です。
→冷凍品としては決して長くない期間ですが、本来冷凍食品で使用される冷凍耐性を高めるための素材は一切使用していません。パンが移動する期間だけでも鮮度保持を。と考えれば、十分な期間だと思っています。
□解凍後の賞味期限は、当日限りとなります。
→残念ながら、回答したものは当日中に使い切りください。バンズとしては、使用できなくなっても、プレーンなパンは、リユース加工しての再利用の幅がたくさんあります。
□解凍をし過ぎてロスを出さないようにするために、使いやすい数量で個包装しています。
→解凍後のパンは、刻一刻と状態が変わっていってしまいます。食品ロス削減のため、提供直前まで冷凍状態を保持することで、無駄なロスを削減して店舗の経費コントロールをしやすくしています。
□パンは生もの。焼きたての鮮度状態を長く保つには、”冷凍処理”が一番最適です。
→冷凍耐性の高い専用フィルムを包材に採用しています。冷凍状態が長く続くと、フィルムから水分が抜けたり、外気の影響を受けやすくなったりしてしまいます。それらの影響によるパンの劣化を抑える包材を採用しています。
□冷凍のまま全国発送しています。焼きたての状態を遠く九州からお届け。
→パンが焼きあがったときから、お客様がお店でハンバーガーを作り始める直前まで、日本全国各地に同じ状態でお届けしています。毎日、同じ状態でお届けするには、冷凍配送が一番。
□イベント会場など特殊な場所へも冷凍便でお届けしています。
→従来、イベント会場などで調理、販売をされる方は、お客様の拠点からイベント会場まで移動する車両にバンズを積んでいることが普通だと伺っていました。
それでは、イベントが始まるまでにバンズの劣化が進んでしまいますし、なにより2デイズ、3デイズといった複数日程の場合、大変難しい作業が必要でした。